「宮城第1発電所」特別見学と「有明山神社 格天井絵」特別拝観

安曇野市観光協会主催の見学会に参加してきました。
発電所周辺と有明山神社は良くいく場所でしたが、当然なかに入れたのは初めてです。
まずは発電所。普段は無人で遠隔操作されています。中部電力の方が2名いらして説明していただきました。
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入り口に近代化産業遺産のプレート。
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今年で112年。
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まずは外側の施設を説明していただきました。
水圧鉄管です。上部のため池があるそうです。
第2発電所のため池は、第1発電所に来る途中見ることができます。
多分同じ感じでしょう。
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建屋に挽きこまれています。
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さて中です。発電機は2台ありその1号機が、112年前から稼働しているものです。この日は新しい方が修理中とのことでした。
1号機は、ドイツ製です。仕様書にNo.1433とあります。
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ケージングと呼ばれている部分です。中には水車が入っています。
中の水車は消耗品で交換しているそうです。中房の水は砂を多く含んでいるそうで、水車の摩耗が激しいとのことでした。 
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こちらにもNo.1433。
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フライホイール。ブレーキの役割もあります。
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発電機です。人が写ってるので全体的なサイズ感が分かりますかね。
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発電機の中も消耗品で交換がされているそうです。
それほど大きいものではありませんでしたが、当時としては輸送が大変だったようです。横浜に荷揚げされ、鉄道で明科まで運び、そこから犀川、穂高川、乳川と川を上がり、その後荷車で運んだそうです。
大変だったでしょうが、皆さん電気のために、頑張ったんでしょうね。
現在は、昭和電工大町工場へ送電しているそうです。
有明山神社に戻って、神楽殿の格天井絵を見学。
明治34年建立とされる神楽殿の天井に81枚の小組天井絵が掲げられています。
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橋本雅邦作「からす」が中心に置かれています。
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天井絵以外に掛けられていた絵は、北村西望氏がこの地を訪れた時、描かれたものです。
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北村西望氏は、平和祈念像の作者。武蔵野市、井の頭自然文化園にアトリエがありました。
そこには、像の原型が展示されています。
ちなみに、武蔵野市と安曇野市は、友好・交流都市となっています。
家から5分ほどの場所でしたが、普段見ることのできない場所を見させていただいていい時間となりました。よかったです。
HP:武蔵野市観光機構

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